グローバル探究科


 
 グローバル探究科では、平和なグローバル社会の構築に貢献するために必要な探究心や、多様な文化の理解と尊重の心、思いやりの心、他者と協働するためのコミュニケーション力などの幅広い教養を育成することを目指します。
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街へ出ました

 自分が生活している地域の状況って、知っているようで知らないものです。平和なグローバル社会の構築に貢献するためには、まずは足元から、ということで、1学年グローバル探究科40名が、学校周辺と最寄りの商店街に出かけて、フィールドワーク(地域調査)を行いました。

 学校周辺は、大野ニュータウン町会の皆さんと近隣の保育園やスーパー、小学校を訪問して、地域の人口構成や経済状況など様々なお話を伺いました。


 最寄りの商店街の「浪館通り商店会」では、プロパンガス販売、銀行、保険代理店、税理士事務所、煎餅工場を訪問して、それぞれのお仕事を通じた地域の状況に対する想いや取り組みを伺うことができました。
 
 
 各事業所へ訪問する前後には、街を歩いて地域の状況を実地調査しました。普段何気なく歩いている道にも、危険な箇所があったり魅力的な場所があったり、新たな気付きがたくさんありました。

 今回のフィールドワークをもとに、地域の課題解決や魅力の発信について探究を深めていく予定です。

「グローバル探究」で探究スキルを磨いています

 グローバル探究科の教育活動は、「探究活動」を中心に据えています。
 簡単には答えの出ない問題が溢れている世界で、よりよい社会を目指すために、すでにある情報を調べるだけではなく、そこから新たな解決策や価値を創造することを目指します。
 そのために必要な探究スキルを磨く、グローバル探究科独自の科目が「グローバル探究」です。

 「グローバル探究」最初の授業は、机やイスが折りたたまれた、がらんとした教室を、その日の授業形態に合わせて生徒自身が考えレイアウトするところから始まりました。「グローバル探究」では、生徒自身が考え、気付き、創造することを大切にしています。
 この日の「グローバル探究」では、グループに分かれ、新聞を使ったグループワークを通じて、多様な価値観や考え方の違いを尊重するスキルを高めました。

4月7日、グローバル探究科がスタートしました



 令和6年4月7日(日)、青森県立青森南高等学校グローバル探究科開科式及び入学式が挙行され、グローバル探究科がスタートしました。

 一部ですが、グローバル探究科代表生徒の「誓いの言葉」をご紹介します。
「私たちはこれまでの常識や思い込みにとらわれずに、自分とは異なる多様な意見を尊重し、理解することで、これらの課題を解決する能力を身につけたいです。
 そのために私たちはグローバルな視野を持ち、幅広い知識と柔軟な思考、そしてコミュニケーション能力を兼ね備えて活動できる人材になります。」

 入学式の様子とグローバル探究科生徒へのインタビューが、NHK青森放送局ホームページ「青森 NEWS WEB」でご覧いただけます。どうぞご覧ください。